地上波初登場「リメンバー・ミー」を観た

毎度!

金曜ロードショーで地上波で初めての放送となる「リメンバー・ミー」。

今日のブログはこれで決まり、観てから感想を書こうと思っていたら、

泣きすぎて記事が書けなくなっていた勝浦 豊です。

今日も宜しくお願いします。

 

トイストーリー3のスタッフが制作したというので期待していたんですが、

思っていた以上に良かったです。

トイストーリー3と同じく「リメンバー・ミー」にも泣かされてしまいました・・・。

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この映画で語られるテーマは、「家族愛」です。

ディズニーは本当に、こういうテーマを扱わせたら天下一品だと改めて感じました。

そして、家族愛がテーマの作品に出会うと極端に僕の涙腺が弱くなってしまいます。

家族の愛に飢えているんでしょうか・・・(^_^;)

ヤバいですね(笑)

 

観ていて、実はこの映画・・・めちゃくちゃ深いメッセージ性のある作品

ではないのかな?と感じました。

舞台はメキシコ。「死者の日」という1年に1度亡くなった人が戻ってくると

言われる祝日に起こったお話です。

日本でいえばお盆ですね。

「死者の日」には、メキシコ中がオレンジ色のマリーゴールドという花で

いっぱいになるそうです。

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麦わらの~帽子の君が~♫

ゆれるマリーゴールドに見える~♪

あいみょんの曲を思い出してしまいますね。

すいません。脱線しました・・・(;´Д`)

 

マリーゴールドでいっぱいになるだけではなく、パレードをしたり

家や街中にある「アルタール」と呼ばれる祭壇をキレイに装飾するみたいです。

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アルタール」には、故人の写真を飾り、お花を手向けたりお供え物をし、

1年かけて素敵に仕上げるそうですよ。

映画の中でも忠実に再現されていました。

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「死者の日」は、お祭りなので「アルタール」だけではなく、

故人が眠っているお墓も装飾を施したり、亡くなった人が迷子にならないようライトを灯すなどキレイに彩られます。

 

街中ではバンドが演奏したり、屋台が出たり、仮装してパレードをしたり、

死者を迎え入れるお祭りとして楽しむ1日となるそうです。

メキシコでは、「死者の日」を楽しく過すことが一般的で、

「死ぬことは怖くない」という意味を込めてその日を楽しむとか。

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リメンバー・ミーの中でも家族と楽しく過す日として「死者の日」が

描かれています。

 

僕が深いなーと感じたのが、死者の国でも死が描かれていたところです。

え?一回死んでるのに?と思われるかもしれませんが、死者の国でも死があるんです。

それは、生きている人から「忘れられること」。

人間は2度死ぬ。1度目は肉体的な死。

本当に悲しいのは、「からも忘れ去られる」こと。これが2度目の死です。

死者の国の住人が、生きている人から「忘れられる」とどうなるか。

死者の国からも、砂のように消えて無くなってしまい、もう2度と

会えなくなってしまうんです。

これは、本当に深い話だと思いました。

「死者の日」は、祭壇「アルタール」に写真を飾るのも、心の中で

亡くなった家族を想い、そばにいるように感じるためなんでしょうね。

 

この作品のタイトルでもあり、映画の中でも歌われる「リメンバー・ミー」。

リメンバー・ミー」は家族を繋ぐ大切な歌として映画の中では語られます。

「覚えていて」という訳のこの歌には、心の中に覚えていてくれるだけで、

大切な人が死んだあとも、心の中に生き続けている。

そんなメッセージが込められているような気がしました。

「もう会えなくなってしまっても、心の中でずっと生き続けているよ」

 

メキシコの「死者の日」はお祭りという華やかな雰囲気で盛り上がり、

悲しみを紛らわせながらも、大切な人がたとえ亡くなっても、

ずっと覚えていよう、そうすればきっといつか再会できるかもしれない。

そんなメッセージが込められた大切な日のようです。

 

自分を振り返ってみると、お盆に故人を思い出し偲ぶ気持ちが

薄くなっていたかもなと反省しました。

お墓参りをし、家族と昔話に花を咲かせ故人を偲ぶ時間というのは

本当に大切にしないといけないなと感じました。

今年からきちんとやります!!

リメンバー・ミー」は、そんな大切なことに気付かせてくれる映画でした。

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今回も最後までお読み頂きありがとうございます。